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  大阪刺繍商工業協同組合設立以前の 大阪刺繍業界の活動について

大阪の刺繍の歴史は古いが今文章によって残されているのは、明治28年6月 (1895年) のもので103年前からと云う事になるがそれ以前からあった事は確かであろう。

大阪には南と北に刺繍屋の組合があり、どこで分かれていたかは定かでないが明治28年に南北の組合が一つになり大阪刺繍業組合が結成設立された。このことは古い箱の中に法被(はっぴ)が保存されていた事によって確認され更にその中に名簿が保存されていたので当時44名の組合員によって構成された事が判明した。

大阪の北の大火により、今の天満宮の末社として大正15年5月に天満宮裏に吉備社を建立し吉備真備(吉備公)を祭神とした。この地に移す前に松ヶ枝町にあり明治39年11月16日に当時の北組合の有志によって幟(のぼり)と四神旗が奉納された。この製作にあたった人達は、総取締役:友成岩吉、取締:中村浅吉、幹事:渡辺万吉(万次郎)西達宗七郎、幟縫師:宮崎嘉助、木戸岩吉、長尾政七(政吉)杉野留次郎の面々である。これが今から92年前である。

四神旗は青龍(東)、白虎(西)、朱雀(南)、玄武(北)の四流れと幟(幡)御神前、吉備公の金糸旗、それに絽刺しの吉備講の旗で40周年記念誌に"これらは貴重な文化遺産である"と記されている通りの技術である。更につけ加えると大正15年5月に吉備社の建立があり、この鳥居には縫屋惣講中(刺繍屋)とぬいもの屋中(大阪和服商工組合)と左右に刻まれ灯篭と石垣も両組合によって建てられている。

その奥にある狛犬(こまいぬ)一對は刺繍業界の意気込みで建てたものか阿吽(あ・うん)の台座には発起人を始め刺繍業有志の名前が石に刻まれておりその人達はこのガリ版刷りの名簿に記載されている。これは吉備講が刺繍組合の歴史そのもので祭日の11月16日は明治39年11月16日奉納とある日付と合致するのである。即ち103年前の活動を今の世に残している生字引きと云う事になる。(新史実発見)

記 (故) 橋本榮次 氏

所在地 大阪市
設立       昭和22年5月
資本金 778万円
主要業種 刺繍業
組織形態 同業種同志型
加盟数 61社(法人組合員21社 個人組合員40社)


事務局所在地
〒543-0001 
大阪市天王寺区上本町5丁目3-7-36
(電話)06-6764-6132
(FAX)06-6764-6133

         

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